著者
柳生 昭三
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.194-205, 1986-08-15 (Released:2017-11-30)
被引用文献数
1

ガス及び蒸気による爆発の予防対策として,不活性ガスの添加が各方面で広く利用されている.こめ操作を効率よく運用するには,対象物質の爆発限界酸素濃度の数値が必要であるが,従来この特性値は実測値が少ない上に,求め方などの解説例もほとんどなかったため,産業界では久しく不便をしていたようである,そこで本稿では,爆発限界酸素濃度のこれまでに得られている主要データを示すと共に,推算法を中心とし,かつ全般の知識体系の解説を行って,実務家への参考に供することとした.