著者
小泉 修一 藤下 加代子 柴田 圭輔 大久 保聡子
出版者
山梨大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2006

ミクログリアは傷害神経細胞から漏出するATPをATPセンサー(P2Y12)で感知し、傷害部位へ遊走する。このとき、傷害部位からeat-me signal "UDP"が放出されると、ミクログリアはこれを貪食センサー(P2Y6)で感知し、傷害細胞や断片を貪食により脳内から除去する。ミクログリアは、遊走性から貪食性へミクログリアのATP センサーの変化を伴ったモーダルシフトすることにより、脳内環境の維持を行っていた。