著者
柴田 茂久 千野根 幸子
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.202-206, 1978-04-15 (Released:2010-01-20)
参考文献数
5

乾めんのねじり強度測定のため,振子式の試作機をつくり,測定条件を検討した。試料の水分含量(x)とねじり強度(y)に高い負の相関を認め,y=-46.2x+0.995xx2+521.9の式により水分補正の必要を認めた。市販乾めんのねじり強度(13.5%水分ベース)測定結果から,70kg/cmcm2以上の乾めんはほとんど縦割れがみとめられないが,60kg/cmcm2以下の乾めんは縦割れが50%以上存在することがわかった。製造の際,湿度コントロールのよい乾めんのねじり強度は経時的に増加の傾向を示した。製造の際の湿度コントロールがよくない場合は,最初のねじり強度が100kg/cmcm2前後と高くても,経時的に減少することを認めた。またこの場合縦割れが後で発生することもあった。ねじり強度は乾めんの品質指標の測定の一つの方法として使えることを認めた。
著者
柴田 茂久
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.210-218, 1988-03-15 (Released:2011-02-17)
参考文献数
35
被引用文献数
5 8