著者
坂本 由美子 坂田 由美 坂本 一俊 川崎 いち恵 栗又 真奈美 宮本 和典
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集
巻号頁・発行日
vol.59, pp.179, 2010

<はじめに>当院は病床数900床の三次救急を行なう地域の中核病院である。救命救急センター、NICU等を有し24時間365日救急患者を受け入れている。1ヶ月間の救急車搬入人数は約650人。臨床検査部は総勢55名。緊急検査室は日勤5名(輸血部兼任)、日直帯3名、宿直帯2名(24時間勤務)で対応している。<BR><現状>三次救急病院のため即診断に結び付けられるように当検査室では多数の項目を実施し、日直時には機器の精度管理やメンテナンスも行なっている。当直は技師全員のローテーションで行なうが専門分野化された日常業務とは異なり全ての分野を1人で行わなければならず、さらに夜間の救急車搬入数や検体数も年々増加しているため負担はかなり大きい。そのため新採用者、特に新卒者は不慣れな面が多いためスムース゛に当直業務が行なえるよう半年間緊急検査室で研修する。夜間医師からの問い合わせが多い質問等はイントラネットの検査部ホームヘ゜ーシ゛に掲載しいつでも閲覧できるようにしている。また故障時対処マニュアルの変更点やインシテ゛ント対処法等をその都度伝達している。新人に限らず申し出があれば随時緊急検査や輸血検査のトレーニンク゛を行い、当直の不安を取り除くよう努めている。その他困った時には日勤担当者に電話をして指示を仰いだり、対処不能と判断すれば日勤担当者が病院に駆けつけるようにしている。<BR><まとめ>転勤者や新採用者にとって短期間の研修で当直に入るという事はかなり負担が大きい。新人が1日も早く業務に慣れるよう集中的に緊急・輸血検査を研修することで負担を軽減したい。自然災害などの非常事態の状態でもミスを未然に防げるような工夫をし、誰が実施しても早くて正確な結果を臨床に報告できる緊急検査室を構築していきたい。