著者
栗山 常吉
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.66, no.11, pp.528-531, 2018-11-20 (Released:2019-11-01)
参考文献数
1

1906年にドイツでハーバーとボッシュがアンモニアの合成に成功した。この方法は,水と石炭と空気からパンを作る方法とも言われ,窒素の化学肥料の誕生により農作物の収穫量は飛躍的に増加し世界を飢餓から救ったと言われている。工業的には,1913年にドイツで生産が開始されているが,アンモニア合成に関しては,100年以上経った今でもハーバー・ボッシュの技術が,そのまま生かされている。