著者
佐長 健司 中山 亜紀子 村山 詩帆 栗原 淳 田中 彰一 栗山 裕至 板橋 江利也 庄田 敏宏
出版者
佐賀大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

国立大学の附属学校を中心に、その教育効果を測定するために調査を行った。それは、いわゆる学力テストではなく、児童・生徒にインタビューを行い、得られた語り(学びのヒストリー)を解釈する方法によるものであった。明らかになったことは、児童・生徒の学びは多様で個性的であるが、学校や家庭等の状況に埋め込まれていることである。そのため、学校や家庭等の状況的圧力によって学びが制限されるが、それらからリソースを得て積極的に学びを拡張していることも大ある。そこで、学校や家庭の学習状況を重視した教育が強く求められると言えよう。
著者
栗山 裕至
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学:美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.205-212, 2017 (Released:2019-09-03)
参考文献数
12

青年期の絵画作品を分析対象とし,心理検査法の一つであるバウム・テストの解釈に用いられる空間図式による図像解釈や構図・構成の分析を行い,さらにインタビューを通した検証を行った。制作時の調査対象者の精神状況が空間構成に特徴的に反映していることが確認され,作者の意識のあり方と画面空間構成との関係を読み解く手がかりとして,空間図式が有効である可能性を示すことができた。