著者
梅原 守道
出版者
茨城大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2009

連続体近似(圧縮性粘性流体の基礎方程式)を用いて天体をモデル化し,それに対して数学解析を行うことでモデルの妥当性を検証した.主な成果は次の二つである.(1)天体を構成するガスが理想気体からなるものと仮定し,かつ運動の自由さを空間1次元的に限った場合に,初期データが小さくない場合にもモデルが長時間安定して存在することを証明した.(2)理想気体からなるガスが空間3次元的球対称運動をしている場合にも,(1)と同様にモデルが長時間安定して存在することを証明した.