著者
才藤 栄一 木村 彰男 矢守 茂 森 ひろみ 出江 紳一 千野 直一
出版者
社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.121-124, 1986-05-18 (Released:2009-10-28)
参考文献数
15
被引用文献数
8 8

嚥下障害の治療指向的評価法としてvideofluorography検査を26例の機能的嚥下障害が疑われた患者に施行し,嚥下障害のリハビリアプローチ上,重要な-むせの意義,体位の影響,食物形態の影響-について検討した.誤嚥とむせは,約3分の1の症例で相関せず,むせのないことが安全な嚥下とはいえなかった.体位では従来,体幹垂直位が推奨されてきたが,体幹後屈位の方が誤嚥の程度が軽く,より嚥下しやすい体位であった.食物形態については,固形物は口腔期障害を増悪し,咽頭期障害(誤嚥)を軽減した.
著者
才藤 栄一 木村 彰男 矢守 茂 森 ひろみ 出江 紳一 千野 直一
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.121-124, 1986-05-18
被引用文献数
15

嚥下障害の治療指向的評価法としてvideofluorography 検査を26例の機能的嚥下障害が疑われた患者に施行し, 嚥下障害のリハビリアプローチ上, 重要な-むせの意義, 体位の影響, 食物形態の影響-について検討した.誤嚥とむせは, 約3分の1の症例で相関せず, むせのないことが安全な嚥下とはいえなかった.体位では従来, 体幹垂直位が推奨されてきたが, 体幹後屈位の方が誤嚥の程度が軽く, より嚥下しやすい体位であった.食物形態については, 固形物は口腔期障害を増悪し、咽頭期障害(誤嚥)を軽減した.