著者
森山 廣思
出版者
東邦大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

フラーレンC60は高い電子親和性を持ち、容易に電子を受け取ることによってフラーライドと呼ばれるアニオンとなる。本研究ではフラーライド系結晶を有機固体薄膜の界面制御に応用し、その新規分子素子としての機能解明を目的に、フラーライド分子結晶を構成要素とする自己組織化超薄膜を作製し、構造物性相関を調べた。さらにフラーレン誘導体をn型半導体とする有機薄膜太陽電池への応用を図り光電変換効率などの物性を評価した。