- 著者
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森本 吉春
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
- 巻号頁・発行日
- vol.2005, no.4(2004-CVIM-147), pp.139-146, 2005-01-21
形状や変形を計測する方法はすでに多くの方法が開発されているが,高速・高精度計測できるものは少ない.ここでは各種光学的方法により得られた投影格子や縞画像の位相を利用した方法を紹介する.とくに,3~4枚の画像から矩形波格子や余弦波格子の位相分布が連続的に計測できる積分型位相シフト法,位相シフトした多数の画像の各点の輝度のフーリエ変換により高精度に位相を解析できるフーリエ変換位相シフト法,複数の基準板を用いた高精度形状計測法,位相シフトデジタルホログラフィ干渉法を用いた変位計測法は実時間で計測できたり,計算時間が少しかかっても高精度に解析することができる.これらの計測の原理とその適用例を示す.