著者
森鳰 章代 吉村 通央 原田 浩
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

PER2がHIF-1αの発現量に影響を及ぼさないことを確認した。PER2蛋白質がHIF-1α蛋白質と結合し、HIF-1αのHREへのリクルートを亢進することが分かった。PER2によるHIF-1の活性化は、HIF-1α N803が水酸化されていない時にのみ観察された。しかし、PER2蛋白質とHIF-1α蛋白質のインタラクションは、N803の水酸化ステータスの影響を受けなかった。以上の結果は、N803の水酸化状態をモニターできるセンサー分子の助けを借りて、PER2がHIF-1αのHREに対するリクルートを促進するエフェクター分子として機能する可能性を示唆している。