- 著者
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顔 華
植田 慶幸
許 東亮
- 出版者
- 一般社団法人 照明学会
- 雑誌
- 照明学会 全国大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.38, pp.2, 2005
中国江蘇省常州市にある中華恐竜園は恐竜化石の展示を中心とした中国最大規模の恐竜テーマパークである。2003年中国江蘇省第3回園芸博覧会のために中華恐竜園内に建設された本施設は、当博覧会のメイン会場(植物館)として使用され、その後レストランなどのレジャー施設に転用される。この建築物を臨んで人造湖や古代をイメージさせる植樹計画が有機的に計画されており、これらの景観を通して「自然保護」や「地球を愛する」という概念を警示している。照明コンセプト_丸1_主導線の両側に発光を表現することで爬虫類の足跡をイメージさせる_丸2_「卵殻」の室内側底部に可変色LED投光器を設置して古代の神秘的な雰囲気を作る_丸3_梁に設置した投光器により「卵殻」全体が発光する効果を出し「殻を破って誕生する新しい生命」を象徴する_丸4_フィルター付投光器により避雷針を緑色に照明し、「生命の萌芽」を象徴する_丸5_景観全体により全地球的な環境意識を象徴する