著者
吉岡 隆宏 松木 裕二 森 周司 植草 理
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.23, 2008 (Released:2010-04-01)

近年,ITS技術を用いて交通事故を防止する研究が盛んに行なわれている.我々のグループでは「居眠り運転防止システム」の構築を目指し,研究を進めている.本研究では,運転中の眠気による,前方刺激に対する反応時間の変化,及び反応時間と先行車への衝突確率の関係を明らかにするために,夜間の運転場面を想定した視覚条件において様々な覚醒状態での反応時間を測定した.覚醒状態の指標として,開眼率(峯山,2006),脳波,眠気の主観評価を用いた.以上の結果から,異なる覚醒状態での反応時間の理論分布を推定し,先行車への衝突確率を求めた.