- 著者
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榎本 和巳
- 出版者
- お茶の水女子大学
- 雑誌
- 生活工学研究
- 巻号頁・発行日
- vol.1, no.2, pp.72-73, 1999
放射線と聞くと多くの人は放射線被曝のことを考え恐れるが,実際には私達は放射線を浴びながら生活をし,医療においてはX線検査や核医学検査,放射線治療などと診断や治療に用いている.本稿では,日常生活で浴びる放射線の量(被曝線量)や医療での被曝線量の数値をあげ,人体にどの程度の影響を及ぼすのかを考察する.放射線被曝は大きく分けて自然放射線被曝と人工放射線被曝の2種類に分けられるが,以下それぞれについて解説する.