著者
権田 知也
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

研究成果の概要(和文): 歯の欠損に関しては,特定の欠損形態において,より欠損が進み,咬合崩壊が起こるといわれているものの,成立機序および欠損拡大を防ぐ方法については,ほとんど検討されていない.そこで,欠損に応じた歯に加わる応力の特徴,また特定の歯に応力を集中させない対応策を明らかにし,欠損拡大を防ぐことをめざす研究を計画した.その結果,まず下顎遊離端欠損が大きくなるほど上顎前歯の負担は増加することが示された.それに対し,遊離端義歯により,上顎前歯の負担が減少することが示され,さらにインプラント支持遊離端義歯によりさらに上顎前歯の負担が減少することが示された.