著者
横井 健次
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.24, no.9, pp.23-31, 1986-09-01 (Released:2013-04-26)

岡谷高架橋は岡谷市街地上空60mを横過するPC5径問連続ラーメン橋であり, 主げたコンクリートは約15000m3に及ぶ。骨材事情の悪化, 高所施工等の制約条件により通常の硬練り高強度コンクリート施工が困難であり, 流動化コンクリートの採用を検討した。事前試験により, 単位水量を小さくしても施工性の改善が可能な流動化コンクリートは, 本橋の主げたコンクリートの品質を十分に満足できる結論が得られ, 実施工では良好な結果をみた。