著者
鈴木 悟 横内 裕二 中村 泉 大河内 千代
出版者
福島県立医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究は、先天的、あるいは切除後を含めた後天的原因により、甲状腺、副甲状腺機能低下症を来した疾患に対し、iPS細胞を含めた細胞を用いた再生医療により、完治させることをグランドデザインとする。その過程で、甲状腺結節、癌のモデル細胞、動物を構築し、臨床上問題となっている甲状腺結節、癌の自然経過を明らかにする。甲状腺癌が発症し、細胞集団として増殖する過程でその大きさと増殖のスピードには、従来の株化細胞には認められない制御が存在する。iPS細胞を利用し、細胞レベルでより自然に近いモデルを確立し、検証し、癌の自然経過解明を目指す。