著者
横山 勉
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.51, pp.285-288, 2008-07-27

自然環境を取り入れた遊び環境をもつ保育園にはいくつかの外遊び空間があり、今回は園面と基地における遊び場の比較による遊び空間特性を示す。基地は、自然環境を活かした遊び場を構築する図面と共通するものが多くあるが、もうひとつの遊び空間として独自性を示し、直接的な自然体験を通して幼児の成長に深く関わっている。園庭における日常的な遊び空間に対して基地は冒険的な遊び環境を提供していると考えられる。
著者
横山 勉
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.46, pp.303-306, 2003-07-19

園庭の中で様々な遊びの要素と関わりながら、幼児自らが遊びをみいだしていく主体的活動の過程に着目し、幼児を遊びへと誘う遊び環境構成要素を遊びの誘発要因として、その抽出を試みた。園庭における幼児の遊びの観察調査の結果、遊具・道具性、素材・素形性、自然性、たまり性、隠れ場性、オープンスペース性、遊び回遊性の誘発要因を得た。その分布特性によって園庭における幼児の遊び環境の理解を深めることができる。
著者
横山 勉
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.50, pp.415-418, 2007-07-15

自然環境型遊び空間で身につけた運動能力を発表する加技走において、幼児と日常的に深い関わりをもつ保育士によって日頃の成果を発揮しやすい遊具の構成がされ、そこに表現された幼児の基本動作を抽出・分析した。個々の動作において他と数項目の重複を避けた独自性のある遊具が多く、複数の遊具の構成によって多様な基本動作を表現する、変化のある加技走となっている。加技走を通して、自然環境型遊び空間をもつ園庭の遊び環境における幼児活動の一端を理解することができた。
著者
横山 勉
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.47, pp.391-394, 2004-07-17

自然と触れ合いながら遊ぶ機会が少なくなった今日において、幼児が1日の大半を過ごす幼児施設の遊び空間の拡がりをもつ園庭は、自然と向き合いながら生きるための力を育てる貴重な場と考えられる。園庭は地形、規模、形態、素材など環境構成要素により様々な特徴を示し、本論は築山を中心とした中庭形式、砂地形式、グラウンド形式をもつ保育園を調査し、主体的、創意工夫のある多様な遊びを展開するための遊び環境の基礎資料を得た。
著者
横山 勉
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.48, pp.397-400, 2005-07-10

日常の中で自然と触れ合いながら遊ぶ機会が少なくなってきた今日において、1日の大半を過ごす幼児施設の遊び空間の拡がりをもつ園庭は貴重な場であり、そのひとつに自然環境を取り入れた冒険的遊び空間を創出している園庭がある。自然環境型の園庭は地形、規模、形態、素材など環境構成要素により様々な特徴を示し、遊びを誘発しながら幼児に遊びの場を提供している。自然との共生によって遊びの多様性を相乗的に高めていると考えられる。
著者
横山 勉
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.49, pp.343-346, 2006-07-09

自然環境を取り入れた園庭をもつ保育園のなかで、園庭規模・園庭周辺環境の異なるものを比較考察した結果、滞在遊び・移動遊び、遊びの展開、遊びのグループ規模で違いはあるが、園庭の自然環境を巧みに取り入れながら、幼児自ら遊びや遊びの場を創出している点で共通しており、自然環境型の園庭は、地形、形態、素材等の環境構成要素により遊びを誘発しながら、幼児が自発的な遊びを展開できる遊び環境と多様な遊びの場を提供している。