- 著者
 
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             横須賀 直美
             
             田中 敏之
             
             胡谷 佳津志
             
             岩井 達明
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 特定非営利活動法人 日本歯周病学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.31, no.3, pp.960-969, 1989-09-28 (Released:2010-11-29)
 
          
          
          - 参考文献数
 
          - 30
 
          
          
          - 被引用文献数
 
          - 
             
             6
             
             
             6
             
             
          
        
 
        
        
        ラシ (通常歯ブラシ) を対照とした細菌学的汚染について検討した。対象10名を用い, 1, 8, 20日間, 両歯ブラシを交互に計6期間使用させ, 保管条件を一定 (20℃, 65%) とした。試験終了後, 再び保管環境下で乾燥を行い, 0~24時間で毛束を抜毛し, 上下に切断後'付着菌を計測した。その結果, 1) 抗菌コート歯ブラシと通常歯ブラシ毛東上部では, 乾燥時間の経過とともに付着菌が減少した。2) 通常歯ブラシの毛束下部では使用期間が長くなるにつれて, 乾燥時間ごとの付着菌数が明らかに増大した。3) 付着菌種は, 短期使用においてグラム陽性菌が多く、長期では陰性桿菌が検出された。4) 抗菌活性は, 毛束下部では20日間使用後も残存し, 抗菌コート歯ブラシの細菌汚染への有効性が認められた。