著者
橋本 憲明 大源 正明 石村 尚子 高原 美規 山元 皓二
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.15-17, 2004

コメ判別用PCRキットI, II(タカラバイオ社)及びランダムプライマーを利用したPCR法で, 新潟県内で栽培・流通する主なうるち米品種(コシヒカリ, はしり味, なごり雪, わせじまん, 越路早生, トドロキワセ, ゆきの精, 味こだま, こしいぶき, ひとめぼれ, ヒノヒカリ, あきたこまち, きらら397, キヌヒカリ, ササニシキ, 日本晴)の判別ができた.また, コシヒカリに他品種が混米された試料をコメ判別用PCRキットIIで分析した結果, 他品種の混合割合が10%以上の場合に, 混米の確認が可能であった。
著者
石崎 和彦 橋本 憲明 松井 崇晃 名畑 越夫 神戸 崇 奈良 悦子 星 豊一 阿部 聖一 小林 和幸 重山 博信 平尾 賢一 金田 智
出版者
新潟県農業総合研究所
巻号頁・発行日
no.13, pp.47-66, 2015 (Released:2015-06-24)

「コシBL13号」は,新潟県農業総合研究所作物研究センターにおいて開発されたいもち病真性抵抗性同質遺伝子系統である。1996年より,戻し交配法を適用し,「K59」を1回親,「コシヒカリ」を反復親として育成された。いもち病真性抵抗性遺伝子型はPitと推定される。2011年から奨励品種決定調査に供試され,いもち病抵抗性以外の特性において「コシヒカリ」と類似性が高いことから,2013年に新潟県の奨励品種に採用された。なお,「コシBL13号」は,2014年に種苗法に基づき品種登録された。