著者
佐藤 貢一 檜作 正登 肥田 研一 引地 健彦
出版者
日本コンクリート工学協会
雑誌
コンクリート工学年次論文集 (ISSN:13404741)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.517-522, 2000
参考文献数
4
被引用文献数
3

東名阪自動車道四日市高架橋は供用開始以来30年以上が経過し,RC床版の疲労損傷が生じていることから,床版下面に補強鉄筋を配置しポリマーセメントモルタルの吹付け工法により一体化させる下面増厚工法による床版補強工事を実施した。本工法は機械化施工により施工性・経済性の改善を図っている。本論文ではポリマーセメントモルタルの吹付けによる床版下面増厚工法の補強効果を載荷試験により検討し,その結果,床版の曲げ性状は改善され疲労耐久性が向上したことが確認された。