著者
櫻井 健志
出版者
東京大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2008

昆虫の超高感度な性フェロモン受容の分子機構の解明を目的とし、カイコガを対象として性フェロモン受容に関与することが報告されている性フェロモン受容体、フェロモン結合タンパク質、Sensory neuron membrane protein-1(SNMP1)の解析を行った。その結果、性フェロモン受容細胞の匂い応答特異性はフェロモン受容体のみによって決定していることを明らかにした。また、アフリカツメガエル卵母細胞発現系においてSNMP1がフェロモンへの応答を上昇させる作用があることを見出した。