著者
潮見 昭信 櫻井 康宏 増田 達男
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.47, pp.320-323, 2004-07-17

金沢市の中心市街地における近年の戸建建替住宅について、主として駐車スペースとファサードの特徴および平面構成との関係を明らかにしたものである。用いた資料は、採取平面を中心にファサード撮影写真および採取立面図である。結果として駐車スペースの必要性から、建物は総2階建てで、ファサードはデザイン性の乏しいものになり、建物側面にもゆとりはなく、平入の単純な屋根形態を余儀なくされる。また1階プランでは座敷が前部に配置され、その他の居室はせいぜいLDKである関係などが明らかとなった。