著者
武内 康則
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

契丹語の言語資料は、契丹文字で記された資料および漢文資料中に漢字による音写によって残されている。現地調査によって契丹文字資料の収集を行い、契丹文字資料の整理とデータベース化を進展させた。さらに、収集した言語資料を契丹語の音韻論・形態論・語彙の観点から言語学的に分析し、研究結果を論文にまとめて発表した。公刊論文では、1)契丹語の音素配列、2)複数を表す接尾辞、3)方角を表す語彙、4)数詞の再建、などの事柄を扱った。