著者
武内 龍二
出版者
日本マネジメント学会
雑誌
日本経営教育学会全国研究大会研究報告集
巻号頁・発行日
no.52, pp.63-66, 2005-10-28

リーダーシップは, リーダーからフォロワーへの一方向的な働きかけという捉え方ではなく, フォロワーからリーダーへの影響過程を考慮し, 相互作用の観点から研究されるべきである。また, リーダーシップは, リーダーとフォロワーの二者関係だけでなく, 彼らの所属する組織の関係要因の中で生じるものである。したがって, リーダーシップは, これら関係要因の中での相互作用として研究されるべきである。さらに, リーダーとフォロワーの間に意識の差異が存在する場合があり, その意識の差異が, リーダーシップを効果的に発揮させる場合とそうでない場合がある。本論題では, これらの点について, 日本のソフトウェア関連業界において実証的に検証しようとしたものである。