著者
正木 康夫 中島 美也子 才所 敏明 長谷部 浩一 武田 公人
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.37, pp.980-981, 1988-09-12

当社では、超大型コンピュータ群や最先端のソフトウェア群を企業内の共同利用設備としてセンターに集中配備すると共に、事業場(工場)には、事業場固有のニーズに応じた生産環境としての事業場ホストを設置し、技術者の作業環境であるエンジニアリングワークステーション(EWS)/パソコンからLANや公衆網を介してこれら計算機リソースの利用を可能とした企業内EAネットワークを構築し,全社サービスを行っている。このEAネットワーク上で、近い将来、大量の翻訳作業を行うユーザを対象とした翻訳サービスを目的として、現在センターのホスト計算機上に(英日)機械翻訳システムの構築を進めている。翻訳システムの構築に当たっては、当社のEWS:AS3000シリーズ上で既に実績のある機械翻訳システムAS-TRANSACをベースに、ホスト計算機の性能を活かし、かつ使いやすいシステムとするために、文書管理,翻訳処理はホストで、入力,文書の編集作業はパソコンで行う分散処理型のシステム構成を考えている。本稿では、翻訳システム構築の基本的な方針について報告する。