著者
比嘉 健太郎 大村 廉
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム(MBL) (ISSN:21888817)
巻号頁・発行日
vol.2016-MBL-78, no.6, pp.1-6, 2016-02-22

これまで,照明や空調といった設備やシステムにおいて人の検出を行うために様々なセンサが用いられているが,センサ自体が電力を消費することや指向性・検出範囲といった特性を考慮しなければならないという問題がある.本研究ではより低消費電力な人検出センサを開発することを目的として,レクテナ技術をベースにセンサ周囲のノイズを電源およびセンサの入力信号として利用することにより人検出を行うセンサを提案する.本稿では,開発したセンサの出力電圧等の基礎性能を測定し,約 30cm までの範囲において人が居るか居ないかの検出を行えたことを示す.