- 著者
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杉田 収
関谷 伸一
水戸 美津子
西脇 洋子
山際 和子
小林 恵子
安田 かづ子
斎藤 智子
佐々木 美佐子
室岡 耕次
- 出版者
- 新潟県立看護大学
- 雑誌
- 新潟県立看護短期大学紀要 (ISSN:13428454)
- 巻号頁・発行日
- vol.4, pp.29-36, 1998
我が国の高齢社会は住環境問題に直面している。これは日本の重要な社会問題の1つである。特に上越地域の住環境は重要な問題を抱えている。上越地域には高い床の住宅(私たちは高床式住宅と呼ぶ)が多い。それは冬季には2メートルほども雪が降るからである。高床式住宅がこのまま放置されると,今後大きな不都合を来たす恐れがある。私たちは「トライハウス」の基本構想を提案する。この「トライ」は「誰もが住んでみて試すことができる」ことを意味する。その人に適合した居住空間は「トライハウス」の中で,試行錯誤によって造られる。またその「トライハウス」の運営機構によって,地域の人々の自立を援助する。福祉社会の基盤は住宅である。