著者
荒川祐実 河内智志 藤波香織
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.273-275, 2011-03-02

90年代のインターネットや携帯電話のような携帯機器の普及により,たまごっち等の仮想ペットが世間に広まった.近年では,SNSのアプリケーションによって再び仮想ペットが流行しつつある.<br />そこで仮想ペットを単に楽しむだけでなく,何らかの問題解決の手段として利用することを考えた.すなわち,仮想ペットを飼う理由の1つであるユーザの愛情に注目し,それを利用してユーザの困難タスクの完遂を支援することを提案する.困難タスクとは,行動認識のためのデータ収集とラベル付けといったものである.本発表では,ユーザが愛情を持つ仮想ペットを設計し,その利用有無とタスク遂行率の関係についての実験結果を述べる.