著者
矢川 健吾 河野 修二 高宮 大 檜山 茂雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.61-63, 2009

授業で製作された短編映画『クラブ・ルシア』(16ミリカラーフィルム・光学録音・25分)におけるDI処理(digital intermediate process)について。銀座のクラブに勤める三人の女は、それぞれが過去と未来、そして現在に何らかのはっきりとした光と闇を抱えている。特異な存在である彼女らだが、そこには誰もが共有する普遍的なテーマが垣間見える。この映画では彼女らの移り変わる心情と、セットや情景などがリンクするよう表現した。D.I.処理を施したことでそれらの表現の幅を広げた。
著者
河野 修二 檜山 茂雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.14, pp.35-36, 2009-03-11

「Power of Ten」という映画がある。ピクニックに来た親子の写真から映画は始まりカメラの視点はそこからどんどん遠ざかり空を抜けて、宇宙にまで来て最終的には10の25乗メートル(約10億光年離れたところ)の世界までたどりつく。また一方ではどんどんその人を拡大していき、10のマイナス16乗メートル(0.1フェルミというらしい)の世界まで行きつく。解像力の高いフイルムを用いて、映画のように写真の全体像から細部まで観察したくなるような写真が撮れないかと考えた。