- 著者
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河野 真典
萩原 良巳
萩原 清子
- 出版者
- 水文・水資源学会
- 雑誌
- 水文・水資源学会研究発表会要旨集 第21回(2008年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
- 巻号頁・発行日
- pp.67, 2008 (Released:2008-11-28)
水辺環境は場所によって変化し,その場にいる人に与える刺激は異なるため,感じ方も変化する.そこで,本研究は水辺の評価として印象に着目し,鴨川の左岸と右岸の印象の差を明らかにすることを目的とする.鴨川で2区間を設定し,それらの両岸で調査を行った.単純集計から左岸と右岸の差を明らかにした.次にクラメールの関連係数によって調査項目間の関連を明らかにし,次いで印象をプロフィール図と因子分析により考察した.単純集計からは「歩道」「特色」「変化の度合い」などで差があることが分かり,山の比較的見えやすい区間2の右岸では「風景がよい」という回答が左岸より多かった.プロフィールでは「変化の度合い」や「特色」で大きな差があることが分かり,因子分析では区間2の方が構成するI構成項目に差があることが分かった.関連分析と現地調査から,歩道の状態,遠景の見えやすさ,にぎわいが印象の差に影響を与えていると考えられる.