著者
泉山 元
出版者
日本マネジメント学会
雑誌
日本経営教育学会全国研究大会研究報告集
巻号頁・発行日
no.39, pp.81-82, 1999-06-25

現在の景気状況の中で、各業種とも業績が悪化している中で運輸業も大変苦しい状態にある。このような現況の中で運送事業だけにとらわれず新しいビジネスを積極的に取り入れようと三年前に社名を変更し三八五流通と改めた。特に最近では、中国との貿易事業に力を入れ新しい収入源として期待している。また今後、貨物の量の伸びを期待できない状況の中で業務効率の向上や経費削減を施し、経営を安定させる努力をしている。その中で一番力を入れているのは、各種の事故防止とロス管理である。事故防止とロス管理に努めることによって経費の削減、機会損失の防止につながり、顧客に対して会社の信頼が増し安定した貨物の量を見込めることができる。このような取り組みによって、益々競争が激化する運送業界の中で顧客のニーズに応え多角的な経営によって生き残りをかける。