著者
岡村 廸夫 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.861, pp.184-186, 2003-11-24

2003年10月初旬。新聞報道をきっかけに,電子機器メーカーである日本電子の株価が5日連続でストップ高を記録した。同社が発表した画期的な電池技術が注目を集めたわけだが,その技術のオリジナルなアイデアを生み出したのは個人発明家,岡村廸夫氏である。同氏の教えを請おうと,ホンダや日産ディーゼル工業などのメーカーの技術者が,研究所に日夜集う。
著者
江刺 正喜 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.867, pp.162-164, 2004-02-16

電子回路に微細な機能素子を加工するMEMS技術は,欧米企業が自動車用加速度センサやプロジェクタ素子などを実用化し,日本メーカーに先行している。こうした中,東北大学 未来科学技術共同研究センター 教授の江刺正喜氏は,MEMS分野における日本の進むべき道を模索し続けている。同氏が欧米のモノマネではない日本の産学連携について語った。
著者
福田 秀敬 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.883, pp.224-226, 2004-09-27

デジタル家電市場をめぐり,世界レベルでの企業間競争が激しさを増している。規模を追求すべく,日本の産業界も企業間提携が相次いでいる。その好例が,液晶パネルの製造を目的とした日立製作所,東芝,松下電器産業の合弁会社設立である。適切な企業間提携が日本を強くするという持論を唱える経済産業省の福田秀敬氏が日本企業への期待を語る。
著者
神山 宏二 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.893, pp.160-162, 2005-02-14

富士写真フイルムは,2006年〜2010年の5年間で約460億円を投じて新しい研究開発拠点を開設する。狙いは新規事業の創出にある。化学をはじめ機械や電気などの幅広い技術を保有することを強みとして,複数の技術分野を組み合わせた新しいコア技術の開拓に力を注ぐ。新拠点開設のキーパーソンである神山氏に,その狙いと成功への胸算用を聞く。
著者
古池 進 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.884, pp.124-127, 2004-10-11

同じLSIを異なる機器で使い回し,ソフトウエア資産を共有する——この仕組みがうまく機能すれば,商品の開発効率は格段に高まろう。ただし開発現場からは「総論賛成,各論反対」の意見が噴出しかねない。自転車操業的な日常業務の中で,抜本的な改革は痛みを伴う。だからこそ会社を挙げての号令が必要だ。研究開発トップの古池進氏が覚悟のほどを語る。
著者
Rodgers T. J. 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.872, pp.208-210, 2004-04-26

歯に衣きぬ着せぬ物言いで知られるT.J. Rodgers氏。米国半導体業界の顔として,米国議会で発言を求められることも度々ある。同氏が率いる米Cypress Semiconductor Corp.はこのところ日本における売上高を急速に伸ばしているという。デジタル家電に沸く日本市場への戦略と,エレクトロニクス業界における日米関係の現状をどう見ているのかを聞いた。
著者
中川 克也 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.897, pp.186-188, 2005-04-11

家庭用カラオケ「e-kara」や「エキサイトボウリング」などを玩具メーカーと共同開発した企業,それが新世代だ。創業メンバーの多くは任天堂の「ファミリーコンピュータ」の開発者であり,家庭向けのコンピュータに挑み続けている。新世代 社長の中川克也氏は,家族全員で楽しむエンターテインメントを家庭に取り戻したいと語る。
著者
Ditzel David 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.824, pp.216-218, 2002-06-17

新しい発想のマイクロプロセサ「Crusoe」がデビューして2年半。低消費電力を強みに,一時は米Intel Corp.をも浮き足立たせたが,市場での実績は芳しくない。製造先を米IBM Corp.から台湾TSMC社に変えた際にトラブルが生じ,2001年夏の量産を予定していた「TM5800」の出荷遅れが誤算だった。苦境からの脱出策を創業者のDavid Ditzel氏が語る。
著者
桐原 保法 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.868, pp.232-234, 2004-03-01

ソニーに逆風が吹いている。2003年春のソニー・ショック,薄型テレビ受像機の開発出遅れなど,同社の力強さに陰りが見える。そのソニーが2004年4月,一般社員を対象に人事制度改革に踏み込む。そこには,同社が抱く危機意識が見え隠れする。今回の改革を「会社創立以来の大改革」と位置付ける同社 人事担当の桐原保法氏に,決意のほどを聞いた。
著者
土井 利忠 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.871, pp.184-186, 2004-04-12

「AIBO」の生みの親であるソニーの土井利忠氏が,新たなプロジェクトに挑もうとしている。近く,その拠点となる「ライフ・ダイナミクス研究所」(仮称)を設立する。脳科学などの知見を取り入れながら,これまでの枠組みを超えた知識処理モデルの構築を目指す。その成果はロボットにとどまらず,あらゆるエレクトロニクス機器への適用を視野に入れている。
著者
峰尾 秋良 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.819, pp.216-218, 2002-04-08

NECは,通信用デバイスの事業部門を独立させ,新会社「NEC化合物デバイス」を設立した。NTTの庇護下にあった通信用デバイス・メーカーも,国内外のライバル・メーカーと激しく競い合う時代になった。今回の分社化は,NTT依存体質からの脱却の宣言ともいえる。親元を離れ,小船で新市場に船出する化合物デバイスの経営トップに,大競争時代を生き抜く勝算を聞く。