著者
長谷川 美貴子 Mikiko HASEGAWA 淑徳短期大学社会福祉学科 Shukutoku Junior College
出版者
淑徳短期大学紀要委員会
雑誌
淑徳短期大学研究紀要 = Bulletin of Junior College of Shukutoku (ISSN:02886758)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.77-91, 2009-02-25

「ケア」とは相手を思いやり配慮する行為と一般的に捉えられており、そのためには相手に対して「共感」することが求められている。しかし、共感とは具体的にどのような感情の変容が起こり、援助者や被援助者に対してどのような影響を与えているのかが明確に説明されていないままである。共感の内実が明らかにされていないのに、援助者は共感することを強いられ、自分の感情を上手に操作することができずに、混乱したりストレスが過重にかかるという現状が生じている。介護援助や看護援助の根本原理となっている「ケア」を行う際に、援助者の感情操作が求められているとするならば、援助者は自分自身の感情のあり方を再帰し反省できなければならない。ここでは、社会学的視点から「共感」概念の明確化を試みる。
著者
萩原 英敏 Hidetoshi HAGIWARA 淑徳短期大学社会福祉学科 Shukutoku Junior College
出版者
淑徳短期大学紀要委員会
雑誌
淑徳短期大学研究紀要 = Bulletin of Junior College of Shukutoku (ISSN:02886758)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.1-31, 2011-02-25

情報機器の使用が人格にどう影響するかを知る為、首都圏の短大生260名(女性)、大学生(女性191名、男性152名)、計603名を対象にアンケート調査を行った。そして、今回の報告はその1として、短大生と大学生の差、男女の差を中心に、青年の情報機器の使用と生活の実態を調べたものである。その結果、以下の事が明らかになった。1.情報機器の使用に関して、短大生と大学生で有意な差が認められたものは、次の6つの項目である。(1)一番使用する機器で、短大生の方が「携帯メール」を挙げた者が多い。(2)視聴の全時間は短大生の方が長い。(3)携帯メールの使用時間は、短大生の方が長い。(4)携帯インターネットの使用時間は、短大生の方が長い。(5)携帯読書の使用時間は、短大生の方が長い。(6)一日のメール数では、短大生の方が多い。2.情報機器の使用に関して、男女間で有意な差が認められたものは、次の2つの項目である。(1)男性が携帯ゲームの使用時間が長い。(2)インターネットの使用時間は、女性の方が男性より長い。3.現在の生活や考えで、短大生と大学生で有意な差が認められたものは、次の2つの項目である。(1)絵・写真や音楽の情報は短大生が好き。(2)短大生は「親」に一番認めてもらいたいと考えてる者が多い。4.現在の生活や考えで、男女間で有意な差が認められたものは、次の2つの項目である。(1)男性が排便で、「スムーズ」な者が多い。(2)女性が眼に疲れを感じるものが多い。