著者
淡路 靖弘
出版者
京都産業大学
雑誌
京都産業大学論集. 自然科学系列 (ISSN:13483323)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.35-49, 2020-03-31

本研究はACL 再建術で採用されるBTB 法(Bone- Tendon-Bone : BTB) とSTG 法(Semitendinosus/Gracilis : STG)の術後の経過及びパフォーマンス差異を検証したものである。多くのアスリートは競技中に膝関節の安定をもたらすのに重要な役割を果たす前十字靭帯を断裂させている。前十字靭帯の断裂によりアスリートは再び競技復帰するのに6 ~ 12 か月もの時間をかけリハビリテーションに励んでいる。より早くアスリートを競技復帰させるために医師は2 つの術法を選択する。一つは膝蓋????を用いるBTB 法で,もう一つは半????様筋????及び薄筋を用いたSTG 法である。筆者は2 つの術法を経過と共に観察し????痛レベル,筋力,下肢周囲径,下肢パフォーマンスに有意な差異を明らかにした。