著者
深沢 孝之
出版者
日本ブリーフサイコセラピー学会
雑誌
ブリーフサイコセラピー研究 (ISSN:18805132)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.81-91, 2014-12-31

クライエントの「望み」をアセスメントし,共有することは心理療法では重要なプロセスである。それはブリーフセラピーでは,解決志向という発想の下に多くの質問技法により実践されてきた。しかし,中には自発的に未来のイメージを出しにくいクライエントもいる。そのような時アドラー心理学に基づいた早期回想を解釈するアセスメント法が有効な場合がある。本稿では早期回想法の実施の仕方とブリーフセラピーとの統合の可能性を,アスペルガー障害と診断された成人の事例をとおして例示する。早期回想の技法は,ブリーフセラピストにとって理解しやすく,採用することは有用である。
著者
深沢 孝之
出版者
日本ブリーフサイコセラピー学会
雑誌
ブリーフサイコセラピー研究 (ISSN:18805132)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.81-91, 2014-12-31

クライエントの「望み」をアセスメントし,共有することは心理療法では重要なプロセスである。それはブリーフセラピーでは,解決志向という発想の下に多くの質問技法により実践されてきた。しかし,中には自発的に未来のイメージを出しにくいクライエントもいる。そのような時アドラー心理学に基づいた早期回想を解釈するアセスメント法が有効な場合がある。本稿では早期回想法の実施の仕方とブリーフセラピーとの統合の可能性を,アスペルガー障害と診断された成人の事例をとおして例示する。早期回想の技法は,ブリーフセラピストにとって理解しやすく,採用することは有用である。