著者
荒井 章司 田村 明弘 三浦 真 清家 一馬
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2016年年会
巻号頁・発行日
pp.193, 2016 (Released:2020-01-15)

大阪市南部に新たなマントル捕獲岩産地が発見された。7.5 Maのアルカリ玄武岩岩脈中に産する。捕獲岩としてはレールゾライトのみが見出される。かんらん石の組成はFo91前後,スピネルのCr#は0.2~0.3である。フロゴパイトを含むものはややFeに富む(かんらん石,Fo91~88)。前者は海洋底のレールゾライトに似る。後者は前者がプレート内マグマにより交代作用を受けたものである。
著者
清家 一馬 平野 弘道
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.119, no.9, pp.653, 2013-09-15 (Released:2014-02-07)

訂正地質学雑誌第119巻6月号掲載の清家・平野(p.397–409)において,いくつかの誤りがございました.訂正してお詫び申し上げます.ご指摘いただいた鈴木舜一氏にお礼申し上げます.著者一同(1)p.397 左段第5行~8行,鈴木(1996)の見解について,鈴木(1996)の原著論文の表記を厳密に引用した表現に訂正します.訂正前:鈴木(1996)は,阿讃山地から和泉山脈まで東西250 kmにわたり西から東へ向かつてビトリナイト反射率が緩く減少するとし,和泉山脈地域でも四国の阿讃山地地域と同様に東西変化が主なる特徴であると解釈した.訂正後:鈴木(1996)は,横軸に松山を基点として,東に向かって,横軸に試料採集地点の距離をとり,縦軸にビトリナイトの平均最大反射率(Rmax)をプロットすると,和泉層群のRmax値は,概観すれば,西から東に向かって低下の傾向を示し,東端で再び大きく上昇しているが,讃岐山脈中部から和泉山脈中部まで約120 kmの間Rmaxが1.2%前後で,ほとんど変化がなく,また南北方向の断面で変化が認められないことから,地温勾配が緩やかであったと解釈した.(2)p.400 左段第41行.誤:測定粒子を回転せずに正:ステージを回転せずに(3)p.408 左段第20行,「文献」の著者名(ローマ字表記)の誤り誤:鈴木舜一(Suzuki, N.)正:鈴木舜一(Suzuki, S.)