- 著者
-
柳本 武美
清水 央子
- 出版者
- 応用統計学会
- 雑誌
- 応用統計学 (ISSN:02850370)
- 巻号頁・発行日
- vol.12, no.1, pp.17-29, 1983-06-30 (Released:2009-06-12)
- 参考文献数
- 26
- 被引用文献数
-
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2次元分割表で,一方の元が順序づけられた目的変数を表わし,他方の元が説明変数によって個体を分類した群を表わすとする.離散型比例ハザードモデルは柔軟で扱いが容易な回帰型モデルを与える割には,未だ良く研究されていない.本稿では明確にモデルを定式化し,推論の規準としての部分尤度と全尤度を比較して,後者の有用性を主張する.またモデルが実用的であることを例をあげて示す.