著者
森田祐衣 米田宗弘 山本倫也 長松隆 渡辺富夫
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.601-603, 2011-03-02

近年、Microsoft Kinectなど身体的なインタラクションが可能なゲーミングインタフェースが多数開発され、市販されるようになっている。著者らは、テーブルトップインタフェースに視線計測を組み込むことで、視線とタッチを組み合わせた新たなアプリケーションが制作可能なEye-Tracking Tabletop Interface(以下ETTI)を開発している。本研究では、ETTIのコンテンツとして、人が物を取る際に先に目で対象物を見てから取るという特性に着目して、テーブルトップ対戦型百人一首ゲーム”百人eye首”を開発している。また、エンタテインメントコンピューティング2010においてデモンストレーションを行い、システムの有効性を確認している。
著者
澤菜々美 河辺隆司 山本倫也 渡辺富夫
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.257-258, 2014-03-11

近年、学習者の授業に対する積極性を高める取り組みが行われている。本研究では、挙手動作が学習者の積極的な授業参加につながると考え、授業参加のきっかけ作りを支援する挙手ロボットを開発している。このロボットは、学習者の意思に合わせて、元気よく手を挙げ、気軽に教師への意思表示を行うとともに、他の学習者に同調行動を提示して授業参加を促す。また、教師の発問の場面でも、見本となる挙手動作をロボットが行うことで、学習者が手を挙げやすくする。これにより、挙手の身体性を活かし、学習者と教師のインタラクションを深めることで、引き込みの度合いを高め、さらなる身体動作を引き出すことで積極的な授業参加の実現が期待される。