著者
渡部 一二
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.85-94, 1989-11-10

本研究は,東京・武蔵野台地部へ,江戸時代に付設された玉川上水系水路,この台地部を源流とする河川の最上流部で水路の水が容易に自然流下により通水できる地形的配置構造となっていることを,フィルドワークを実施してその特性を明らかにしたものである。また,これらの水路を利用した場合には,結合可能な想定河川にどのくらいの水量が自然流下によって通水できる要件を具備しているかを究明したものである。