著者
湯浅 嵩 新谷 幹夫 白石 路雄
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 40.11 映像表現&コンピュータグラフィックス (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.237-240, 2016-03-02 (Released:2017-09-22)

散乱媒質にレーザ光線のようなビームを照射すると、光線の軸に沿って徐々に幅が広がった光芒(shaft of light)が観察できる。確率的手法を用いれば、多重散乱による光芒が表現できるが、処理時間が多大である。一方、1次散乱近似を用いた高速処理では、多重散乱による光芒の拡がりが表現できないため、不自然な結果をもたらす。本研究では、narrow beam理論を用いることにより光芒の多重散乱を効率的に表現する手法を提案する。