著者
飯田 悦左 溝上 昭男
出版者
The Japanese Society of Fish Pathology
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.157-164, 1996-09-15
被引用文献数
12 89

天然アユおよびオイカワに体表の潰瘍形成を主徴とする病気が発生し, 病魚の体表患部および腎臓から2種類の滑走細菌が改変 Cytophaga 培地で分離された. 生化学的性状などから1種は, Cytophaga psychrophila と同定され, もう1種も Cytophaga 属に分類されたが種名は決定できなかった. 両種は血清学的にも区別可能であった. 両種の代表株はアユおよびオイカワに対して病原性を示した. Cytophaga sp. は分離頻度が低かったことなどから, C.psychrophila が今回の流行病の主要な原因菌と考えられた.
著者
飯田 悦左 溝上 昭男
出版者
日本魚病学会
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.157-164, 1996-09-15 (Released:2009-10-26)
参考文献数
13
被引用文献数
36 89

天然アユおよびオイカワに体表の潰瘍形成を主徴とする病気が発生し, 病魚の体表患部および腎臓から2種類の滑走細菌が改変 Cytophaga 培地で分離された. 生化学的性状などから1種は, Cytophaga psychrophila と同定され, もう1種も Cytophaga 属に分類されたが種名は決定できなかった. 両種は血清学的にも区別可能であった. 両種の代表株はアユおよびオイカワに対して病原性を示した. Cytophaga sp. は分離頻度が低かったことなどから, C.psychrophila が今回の流行病の主要な原因菌と考えられた.