- 著者
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足達 永
岡崎 賢
崎村 陸
水内 秀城
濱井 敏
田代 泰隆
岩本 幸英
- 出版者
- West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
- 雑誌
- 整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
- 巻号頁・発行日
- vol.62, no.3, pp.450-452, 2013-09-25
今回我々は術前・術後のアライメント変化と脛骨側の骨切り量・インサートサイズとの関連を評価し,骨切除量の術前予測が可能かどうかについて検討した.対象は2005年から2011年までに単顆型人工膝関節置換術(UKA)を行った.37例40膝(男性:8例9膝,女性:29例31膝)を対象とした.平均年齢は70.1歳,疾患は変形性膝関節症25例26膝,大腿骨顆部骨壊死12例14膝であった.FTAの変化量と術後の関節面上昇量には有意差があり,平均5°未満で3.5mm(-3.5mm~4.9mm),5°以上で5.2mm(5.1mm~12.5mm)であった.FTAの矯正量と脛骨関節面の上昇量は有意な相関関係にあり,術中の脛骨骨切除量の予測が可能であると考えられた.