著者
古山 章一 瀧内 義男
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集
巻号頁・発行日
vol.1999, no.623, pp.45-55, 1999
被引用文献数
1

緩い砂礫地盤に直接基礎を採用する場合には, 地震による地盤強度の低下と基礎の沈下が問題となる. 今回, 秋田新幹線工事において, 支持力性状の把握を目的として大型平板載荷試験を実施し, 上記の問題を解決し比較的緩い砂礫地盤に直接基礎を採用した. 本報告では, まず平板載荷試験によって明らかとなった支持力性状について延べ, つぎに建設時に測定した沈下量との比較から, 直接基礎とする場合の載荷試験の評価法と沈下量の算定法について提案する.