著者
山来 寧志 猪原 正守
出版者
一般社団法人日本品質管理学会
雑誌
品質 (ISSN:03868230)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, 1999-04-15

ある配色から受ける感情の背後にある潜在的特性と物理量との因果関係を知るためには, 最初に因子分析法によって潜在因子を抽出し, 回帰分析法によってそれらの因果関係を解明する方法が一般的である.本研究では, 感情を引き起こす対象としてお菓子のパッケージを取り上げ, パッケージから受ける印象をアンケート調査により評価, それに対して因子分析法と実験計画法を適用することで, 潜在因子と設計特性の関係を明らかにする方法を提案した.