著者
山崎 彰久 田丸 雅也 曽我 孝 岩部 和記
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.140-147, 1999

高画質デジタルカメラFinePix700を開発した。FinePix700は150万画素CCDを採用し, 解像度1280×1024の画像を撮影できる。またカメラオート機能としてAE (自動露出制御), AF (自動焦点調節), ストロボを内蔵し, ユーザはコンパクトカメラ感覚で高品質の画像を撮影できるようになった。メガピクセルディジタルカメラに求められるオート技術の概略を説明するとともにシーンタフネス向上を目的としたAEアルゴリズムについて述べる。
著者
田中 誠二 河村 典子 田丸 雅也
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 36.18 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.1-4, 2012-03-23 (Released:2017-09-21)
参考文献数
2

写真フィルムの粒子構造をヒントに、単板撮像素子特有の色モアレの発生を抑えることを可能にする撮像素子「X-Trans CMOS」を開発した。この撮像素子はカラーフィルタ配列の非周期性を高めることにより、高周波折り返りによる色モアレの発生を抑えることを可能にする。色モアレの発生が抑えられたことで、従来の色モアレ低減手段であった光学ローパスフィルタが不要となり、レンズ性能を限界まで引き出せる撮像システムを実現させることができた。