著者
田口 安男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OFS, オフィスシステム
巻号頁・発行日
vol.93, no.508, pp.31-36, 1994-03-11
被引用文献数
1

構造化文書が扱えるドキュメントエディターAkaneでは、ODAの枠組みの中に罫線を柔軟に編集できる表内容体系を新設した。この内容体系では、罫線とセルの関係を利用し、表構造を罫線データとして表現している。このため文書構造を複雑にすることなく、マトリックス状でない表も扱える。本報告では、表内容体系の定義と、これに関連する技術課題(自動拡縮、頁分割)を構造化の視点から述べる。さらに、Akaneの表を使ったシステム事例を紹介する。