著者
田浦 武雄
出版者
The Japanese Society for the Philosophy of Education
雑誌
教育哲学研究 (ISSN:03873153)
巻号頁・発行日
no.31, pp.68-73, 1975

私は、一九七四年九月五日から二ケ月間、文部省在外研究員として、アメリカ教育哲学の動向について、研究する機会をえた。アメリカには、十二年前に、ハーバード・エンチン研究所の招致研究員として、十ケ月程留学したことがあるので、今回は二度目のアメリカでの研究であった。今回は、ハーバード大学のイスラエル・シェフラー、コロンビア大学のP・H・フェニックス、ホノルルでセオドーア・ブラメルド等の各氏と会い、話しあいの機会をもち、あわせて資料蒐集をおこなうことを重点に、日程をくんだ。以下、アメリカ教育哲学の動向について、私の見聞を中心に報告したい。
著者
田浦 武雄
出版者
教育哲学会
雑誌
教育哲学研究 (ISSN:03873153)
巻号頁・発行日
vol.1988, no.58, pp.95-98, 1988-11-10 (Released:2009-09-04)

本書は、著者の「あとがき」で述べているように、「アメリカ教育哲学およびデューイ研究からえたもろもろの理解をもとにして」、教育についての基礎的考察を行ったものである。
著者
田浦 武雄
出版者
教育哲学会
雑誌
教育哲学研究 (ISSN:03873153)
巻号頁・発行日
vol.1986, no.54, pp.1-14, 1986-11-10 (Released:2010-01-22)
参考文献数
13

The purpose of this paper is to examine and to clarify desirable human relations in education from the viewpoint of educational anthropology. I believe that 'man-inculture' is an important key concept in this connection.The paper is composed of the following five chapters : I. Educational human relations in terms of two orientations.The two orientations are the cultural and the existential orientations. It can be said that the concept of 'man-in-culture' involves these two orientations.II. Educational human relations and cultural orientation.(1) The concept of cultural orientation ;(2) Cultural orientation and social-structural conditions.This section focuses on group orientation as cultural orientation in Japan.III. Cultural orientation and the curriculum.This chapter deals with the hidden curriculum.IV. Educational human relations and existential orientation.V. Conclusion.I propose the following two important points in order to establish desirable human relations in education : (1) Attention must be paid to the hidden curriculum so that it can fulfil its positive function on human relations.(2) The educational ethos is stressed and the necessity of building up humanizing education from the standpoint of existential orientation.
著者
田浦 武雄
出版者
教育哲学会
雑誌
教育哲学研究 (ISSN:03873153)
巻号頁・発行日
vol.1975, no.31, pp.68-73, 1975-05-20 (Released:2009-09-04)
参考文献数
6

私は、一九七四年九月五日から二ケ月間、文部省在外研究員として、アメリカ教育哲学の動向について、研究する機会をえた。アメリカには、十二年前に、ハーバード・エンチン研究所の招致研究員として、十ケ月程留学したことがあるので、今回は二度目のアメリカでの研究であった。今回は、ハーバード大学のイスラエル・シェフラー、コロンビア大学のP・H・フェニックス、ホノルルでセオドーア・ブラメルド等の各氏と会い、話しあいの機会をもち、あわせて資料蒐集をおこなうことを重点に、日程をくんだ。以下、アメリカ教育哲学の動向について、私の見聞を中心に報告したい。