- 著者
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藤野 浩子
田熊 大祐
戸野倉 雅美
馬場 亮
松木薗 麻里子
高橋 香
鴇田 真弓
笹原 沙衣子
市橋 弘章
伊藤 寛恵
佐藤 雅美
文原 千尋
押田 智枝
小暮 啓介
山地 七菜子
藤田 桂一
- 出版者
- 動物臨床医学会
- 雑誌
- 動物臨床医学 (ISSN:13446991)
- 巻号頁・発行日
- vol.23, no.1, pp.25-29, 2014-03-20 (Released:2016-02-05)
- 参考文献数
- 17
血便・粘液便を主訴に来院したミニチュア・ダックスフンド4例に対し,内視鏡下生検材料による病理組織検査にて,直腸炎症性ポリープと診断した。4例中1例では,内科治療にて症状の改善がみられ,現在プレドニゾロン,シクロスポリンの投与を継続し,良好な経過を示している。4例中3例では,最初に内科療法を行ったが,十分な症状の改善がみられなかったため,直腸粘膜引き抜き術による外科治療を実施した。いずれも,術後症状の改善がみられ,現在まで再発を認めず維持している。