著者
林 孝一 馬場 亮太 御園 秀一 小野 健太 小原 康裕 渡邉 誠
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.6_39-6_48, 2014-03-31 (Released:2014-06-10)
参考文献数
25

60年近い歴史をもつ東京モーターショーに出展されたショーカーはそれぞれの時代の社会変化を鋭く反映してきた。本研究は各ショーカーの訴求ポイントをグループ化し、そのコンセプトを、「性能」、「社会対応」、「サイズ」、「付加価値」の4カテゴリーに分類し考察を加えた。その結果、日本の自動車産業とデザインの変遷は7つの時代に分類して精査していくことが適切であるとわかった。さらにその時代ごとのデザインへの期待や役割の変化が以下の4つに区分される事も判明した。1954~70年:欧米のライフスタイルに追従するドリームデザイン、1971~84年:機能とデザインの融合により意味と独自性があるデザインの創生、1985~2008年:製品多様化と市場の飽和を背景とした新規性コンセプトの探求とデザイン領域の拡大、2009年~現在: 環境問題や高齢化を反映した車の次世代モビリティーとしての再構築である。この様に社会情勢の変化に応じたデザインへの期待、役割の変化を明らかにした。
著者
藤野 浩子 田熊 大祐 戸野倉 雅美 馬場 亮 松木薗 麻里子 高橋 香 鴇田 真弓 笹原 沙衣子 市橋 弘章 伊藤 寛恵 佐藤 雅美 文原 千尋 押田 智枝 小暮 啓介 山地 七菜子 藤田 桂一
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.25-29, 2014-03-20 (Released:2016-02-05)
参考文献数
17

血便・粘液便を主訴に来院したミニチュア・ダックスフンド4例に対し,内視鏡下生検材料による病理組織検査にて,直腸炎症性ポリープと診断した。4例中1例では,内科治療にて症状の改善がみられ,現在プレドニゾロン,シクロスポリンの投与を継続し,良好な経過を示している。4例中3例では,最初に内科療法を行ったが,十分な症状の改善がみられなかったため,直腸粘膜引き抜き術による外科治療を実施した。いずれも,術後症状の改善がみられ,現在まで再発を認めず維持している。
著者
馬場 亮 小暮 啓介 山地 七菜子 川崎 茉里奈 川田 学 酒巻 江里 三浦 紫陽子 藤田 理恵子 藤田 桂一 山本 幸成 荒川 祐一 戸野倉 雅美 松木薗 麻里子 高橋 香 鴇田 真弓 市橋 弘章 伊藤 寛恵 文原 千尋 藤野 浩子
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.93-96, 2016

<p>歯周病をはじめ,犬の歯科疾患の中には,抜歯をせざるを得ないことも少なくない。歯科治療中は超音波スケーラーによる歯石除去やバーによる歯の分割,歯槽骨の切削時に頻繁に冷水を歯面や口腔粘膜に接触させる。そのため,生体はより熱を失いやすくなり,術中に低体温症をしばしば発症する。今回,動物用歯科ユニット(オーラルベットⅡ,発売元 モリタ製作所 製造販売元 モリタ東京製作所)内の洗浄水を加温し,その温水を歯科処置中に使用することによって,術中の低体温症に対する予防効果を検討した。症例は体重,体格(BCS),年齢を揃えて,温水群と冷水群の2群に区分した。術中に体温が36.9℃に達するまでの体温低下の速度の違いを2群間で比較検討した。2群間において,36.9℃までの体温の低下速度に有意な差は認められなかった。しかしながら,復温後の体温の上昇速度では,温水群は冷水群に比較して有意に速いことが示された。</p>
著者
林 孝一 馬場 亮太 御園 秀一 小野 健太 小原 康裕 渡邉 誠
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.6_39-6_48, 2014

60年近い歴史をもつ東京モーターショーに出展されたショーカーはそれぞれの時代の社会変化を鋭く反映してきた。本研究は各ショーカーの訴求ポイントをグループ化し、そのコンセプトを、「性能」、「社会対応」、「サイズ」、「付加価値」の4カテゴリーに分類し考察を加えた。その結果、日本の自動車産業とデザインの変遷は7つの時代に分類して精査していくことが適切であるとわかった。さらにその時代ごとのデザインへの期待や役割の変化が以下の4つに区分される事も判明した。1954~70年:欧米のライフスタイルに追従するドリームデザイン、1971~84年:機能とデザインの融合により意味と独自性があるデザインの創生、1985~2008年:製品多様化と市場の飽和を背景とした新規性コンセプトの探求とデザイン領域の拡大、2009年~現在: 環境問題や高齢化を反映した車の次世代モビリティーとしての再構築である。この様に社会情勢の変化に応じたデザインへの期待、役割の変化を明らかにした。
著者
小橋 由紋子 尾尻 博也 山添 真治 馬場 亮 辻本 博瑛 青柳 裕
出版者
日本関節病学会
雑誌
日本関節病学会誌 (ISSN:18832873)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.409-415, 2013 (Released:2015-02-18)
参考文献数
3

Objective: To evaluate availability of dual-source computed tomography (CT) for representative joint pathologies and to document the findings of each.Methods: We used dual-source CT to evaluate representative joint diseases. Dual-source CT has two X-ray tubes and can produce two different X-ray energies (80 KV and 140 KV) at the same time. We analyzed CT values of each structure obtained by dual-source CT, and distinguished one from the others using the three-material decomposition theory.Results: Dual-Energy Imaging produced virtual non-contrast (VNC) images, which detected several clinically important joint pathologies such as articular cartilage defect of the knee joint, labral tear of the hip, and triangular ligament tear of the wrist.Conclusion: VNC imaging obtained by dual-source CT is considered to be valuable in the evaluation of joint pathologies.